下野市O様邸/大谷石
こんにちは!
寒い日が続いております。今日から2月です!
下野市O様邸では朝一から、飛び石の施工の日でした。
ここで据える飛び石は、もともとお家にあった大谷石を再配置する計画となっています。
ノミの跡が見られますので、現代の切り出しに使われる金具がない頃の年代物の大谷石です。
今回のお庭のテイストは「和モダン」ですので、趣を出すのに一役買ってもらいましょう。
本数に限りがある為、どうしても形の整わないものも使わないといけません…しかし!
施主様との会話の中で、近くにまだ別の大谷石があることがわかり
そちらを敷かせて頂くことになりました。
ちなみに大谷石が乗っている台車は僕と同い年だそうです。(今年、年男3回目です。)
親方が駆け出しの頃から使っている代物です。一度もパンクしたことはないそう。
昔のものは頑丈なんだなぁ。
現場に帰ってさっそくサンダーでカットします。
さらにカットした側に、面取り加工です。
仕上がりのクオリティを上げたいという親方のバイタリティーに感化されます。
大谷石は、栃木県宇都宮市大谷町付近一帯からしか
採掘されない世界的にも希少な自然石です。
大谷町には「大谷資料館」があります。
一昨年に、観光がてら行ってきました。夏でしたが地下は寒く上着を着ないと凍えます。
地下に続く階段を降りると…
地下には巨大空間が広がります。幻想的です。
映画やミュージシャンのプロモーションビデオなどの撮影にも使われてたりします。
規格の説明などもあります。
現場でよく使う一般的なサイズは「五十ごとう」サイズです。
(L≒900*D≒300*H≒150)
切り出した新しいものは綺麗で見た目が良いですが、
昔のものも深い味わいがあってこれまた良いです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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田巻